賃貸管理経営方針
プロパティマネージャーは「はい、頑張ります」が答えではなく、何をいつどのようにすることで、空室率を下げることができるのか考え実行することが職務であり使命であり、物件の「収益の最大化」を図ることが仕事であります。
「所有しているだけで」資産価値が上がっていった「土地神話」は、バブルの崩壊とともに既に消え去りました。不動産は有効に利用することで初めて経済的価値が生まれるのです。
私のところにも多くの地主さんが遊休土地の活用などについてご相談に来られます。 「長年にわたって土地を所有しているが、何の手立ても施さず収益があがらない状態のまま固定資産税だけはしっかり払っている。相続など考えると、今後どのようにすればいいものか?」とロードサイド型店舗での土地活用について「リースバック方式(建築協力金方式)」による建物賃貸借契約と「定期借地権(事業用)」による事業用定期借地契約についてお話させていただきます。
それぞれの契約において、特に気をつけて頂きたいポイントなどを出来る限り噛み砕いてご説明しているつもりです。
大切な皆様のご資産ですので、土地活用において後悔していただきたくないとの思いから本書を執筆致しました。 「リースバック契約」か「定期借地契約」どっちが得!! 最後までお読みいただき、土地活用において ご判断の参考の一つにしていただければ幸いです。
不動産コンサルタント 坂上 敏也